2位:カルヴィン・フィリップス(イングランド代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1995年12月2日
移籍金:4900万ユーロ(約78.4億円)
在籍期間:2022年夏~
クラブ通算成績:31試合1得点0アシスト
カルヴィン・フィリップスは2025年8月1日時点でもマンチェスター・シティに所属しているが、すでに大失敗移籍だったことは確定していると断言して良いだろう。
リーズ・ユナイテッドの下部組織出身であるフィリップスは、2018年夏にマルセロ・ビエルサが監督に就任したことをキッカケにブレイクを果たす。
プレミアリーグ昇格の立役者となり、2021年夏に行われたユーロ(欧州選手権)ではイングランド代表の一員として全7試合で先発出場していた。
スリーライオンズでもレギュラーを務めるほど評価を高めていたフィリップスは、2022年夏にマンチェスター・シティへと完全移籍。同夏に加入したアーリング・ハーランドと並ぶ補強の目玉だった。
ところが、1年目から1シーズンでのプレミアリーグ最多得点記録を更新したノルウェー代表FWとは対照的に新天地への適応に苦戦。世界最高峰のアンカーであるロドリとの比較ではスケールダウンが否めなかった。
また、ジョゼップ・グアルディオラ監督には2022年12月の記者会見で「太りすぎているため、プレーできる状態ではない」とコンディション面で苦言を呈されていた。
実際にフィリップスはリーズ最終年の2021/22シーズンからコンディションを崩していた印象が強く、2023/24シーズン後半戦のウェストハム、2024/25シーズンのイプスウィッチ・タウンへのローン移籍を経てのベストな姿には戻っていない。
買い手を探すのは難しいだろうが、クラブが放出先を探していることは間違いない。