マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース
これまでに数多くの有望な選手を獲得してきたマンチェスター・ユナイテッドだが、そのすべてが成功しているわけではない。大きな期待をもって獲得したものの、十分に活躍できないままチームを去ったものもいる。その中でも、目算と結果が最もかけ離れた選手は誰だったのか。期待に応えることのできなかった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
5位:アントニー(ブラジル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年2月24日
移籍金:9500万ユーロ(約152億円)
在籍期間:2022年夏~
クラブ通算成績:96試合12得点5アシスト
ポール・ポグバに次ぐ、クラブ史上2番目となる9500万ユーロ(約152億円)の移籍金で獲得したアントニーも期待に応えることができなかった選手のひとりだ。
2020年夏にアヤックスと契約したアントニーはエリック・テン・ハフ監督の下で2年間プレーした後の2022年8月に、恩師とともにマンチェスター・ユナイテッドへと移籍。移籍の背景や高額な移籍金からも中心選手になると思われていた。
その期待に応えるべく、デビュー戦からプレミアリーグ3試合連続ゴールを記録するなど、上々の新天地デビューを飾る。
ところが、その後は14試合連続ノーゴールと大苦戦。終わってみればプレミアリーグ25試合出場(先発24試合)で4得点2アシストと数字を残せなかった。
2シーズン目以降になるとさらに序列を落とし、2024/25シーズンには同じレフティーのアマド・ディアロの台頭でベンチが定位置に。
ルベン・アモリムへの監督交代後もほとんど構想外の状況となり、2025年1月に冬の移籍市場でレアル・ベティスへとローン移籍した。
環境を変えたことで復活を遂げたアントニーは、公式戦26試合で9得点5アシストと大暴れ。シーズン前半戦で低調な戦いを見せていたベティスの後半戦の追い上げに一役買った。
しかし、マンチェスター・ユナイテッドでは引き続き構想外であり、今夏の移籍が決定的。恩師の下で活躍できなかったレフティーの新天地はどこになるのだろうか。