2位:ジェイドン・サンチョ(元イングランド代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:2000年3月25日
移籍金:8500万ユーロ(約136億円)
在籍期間:2021年夏~
クラブ通算成績:83試合12得点6アシスト
クラブ史上4位となる8500万ユーロ(約136億円)の移籍金で獲得したジェイドン・サンチョは、マンチェスター・ユナイテッドの歴史に名を連ねる失敗補強だろう。
ワトフォードのアカデミー出身のサンチョは14歳でマンチェスター・シティに引き抜かれ、17歳でドルトムントに移籍した。
そのため、イングランド出身ながらプレミアリーグの出場経験がない状況で、2021年夏にマンチェスター・ユナイテッドの一員となった。
ドルトムント時代には2018/19シーズンから2年間にわたってリーグ戦2桁ゴール2桁アシストを記録するなど、得点関与の部分における精度の高さが武器だった。
しかし、プレミアリーグではスピード不足が露呈して局面を打開することに苦戦。在籍時にチームの調子があまり良くなかったことも影響し、ドイツ時代と比較すると数字がついてこなかった。
また、遅刻癖など素行面にも問題を抱え、エリック・テン・ハフ監督が指揮官を務めていた2023/24シーズンに構想外に。同シーズンの後半戦は古巣のドルトムント、2024/25シーズンはチェルシーにローン移籍していた。
サンチョとマンチェスター・ユナイテッドの契約は2026年夏まで。ルベン・アモリム体制となった以降も構想外が続いており、今夏の放出が決定的となっている。
しかし、高い給与が移籍の障壁となっており、新天地に移るためには減俸を受け入れる必要がありそうだ。