1位:アレクシス・サンチェス(チリ代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1988年12月19日
移籍金:3400万ユーロ(約54.4億円)
在籍期間:2018年冬~2020年夏
クラブ通算成績:45試合5得点9アシスト
アレクシス・サンチェスほどマンチェスター・ユナイテッドサポーターの期待を裏切った選手はいないかもしれない。
現在もチリ代表に名を連ねる同国史上最高の選手は、2014/15シーズンに加入したアーセナルで長きに渡ってエースとして活躍。公式戦166試合で80得点と、約2試合に1ゴールのペースでネットを揺らしていた。
サンチェスがマンチェスター・ユナイテッドへ移籍する2017/18シーズンも前半戦だけで7ゴールを記録している。
当時29歳と選手として最盛期を迎える中で、冬の移籍市場にてジョゼ・モウリーニョ監督のチームの一員となった。
背番号「7」を与えられるなど新エースとして期待され、週給は当時のチームで最高の39万ポンド(約7410万円)と高待遇で迎えられた。
ところが、終わってみれば加入1年半で公式戦通算5ゴールとあっという間にトップフォームを失い、2018/19シーズンは軽傷を含めて6度の離脱と戦力として計算することも厳しかった。
2019/20シーズンには構想外となり、ローン移籍でインテルへと移籍。あまりに高い給与から放出にも苦戦し、最終的には契約を解除する形で、2020年夏にフリーでインテルに放出した。
獲得時はプレミアリーグ屈指のアタッカーだった選手が、あっという間に構想外となり、高すぎる給与のあまり不良債権となってしまう。サンチェスのマンチェスター・ユナイテッド移籍が、補強の難しさを象徴している。
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