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冨安健洋、度重なる怪我は懸念材料だが…

　アーセナルは7月4日、26歳の日本代表DF冨安健洋との契約を即時終了することで合意した。そのため次の所属先を探している状況だが、まだ決まっていない。そんな中、英メディア『プラネット・フットボール』が8月4日、UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）出場経験があるフリートランスファーとして同選手の獲得を推奨している。

　冨安は2021年8月にボローニャからアーセナルへ移籍。加入初年度は序盤から主力として活躍し、2023/24シーズンにはCLの6試合でプレーしていた。しかし、度重なる怪我により、シーズンを全うできた年はほとんどない。そこで昨季は手術に踏み切り、その影響もあって1試合のプレーにとどまっている。そして、アーセナルとの契約は2026年6月まで残っていたが、双方合意のもとで契約解除に至った。現時点で行き先は決まっていないが、サイドバックやセンターバックのポジションでプレー可能な万能型DFであることから、依然として高く評価されている。

　冨安について、同メディアは「彼のCLでの経験は、度重なる負傷により限られている。だが、アーセナルでの1年目には驚きの活躍を見せており、もしコンディションを取り戻せば、賢い補強と評価される可能性もある。もっとも、昨季はミケル・アルテタ監督が率いるアーセナルで、わずか6分の出場にとどまっており、リスクを伴う選手であることも事実だ。それでも26歳という年齢を考えれば、キャリアを再起させる時間はまだ十分にあるだろう。本人も前向きな復活を見据えている様子だ」とし、賭ける価値はあるとの見解を示した。

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