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高校生年代最強は!? 高円宮杯U-18サッカープレミアリーグ、通算勝ち点ランキング1~5位。トップに立ったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2位:青森山田高等学校

青森山田高校 松木玖生
【写真:Getty Images】

2021~通算成績:93試合55勝12分26敗(177pt)
2025シーズン暫定順位:6勝5敗(6位)

 プレミアリーグEASTでは堂々のトップ、WESTとの混合ランキングで2位に入ったのは、青森山田高等学校だ。

 プレミアリーグ発足以降このカテゴリーで戦い続け、EAST優勝4回、WESTとのファイナル(チャンピオンシップ)制覇3回を誇る正真正銘の強豪だ。

 2020年代に入ってからの成績も出色で、4大会のうち2回でリーグ優勝を果たしている。

 2021年度は新型コロナウイルスの影響により予定されていたすべてのゲームを消化できないチームもあり、総合勝ち点ではなく、平均勝ち点で順位を集計。その結果、青森山田が同年のリーグ1位に輝いた(WESTとのファイナルは中止)。

 同年に3年生だった松木玖生は今や海外(2024/25シーズンはトルコ1部リーグ)に活躍の場を移し、現在清水エスパルスで活躍する宇野禅斗は東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国に臨む日本代表に抜擢された。

 当時2年生だった小湊絆も法政大学に進学したのち、秋春制に切り替わる2026/27シーズンからFC東京に加入することが決まっている。

 WESTとのファイナルも制した2023シーズンは首位陥落一度のみの圧倒的な強さを見せたが、意外にもこの年は大学に進んだ選手も含めてプロ内定者がまだいない。現在は明治大学サッカー部に所属する当時の10番・芝田玲らの今後に注目が集まる。

 しかし、“最強”に若干の陰りが見えているのも気がかりである。

 昨季のプレミアリーグEASTを過去最低の8位で終えると、2025シーズンも序盤は5試合目まで勝ち星を拾えなかった。さらに6月に行われたインターハイ青森県予選決勝では八戸学院野辺地西高等学校に敗れ、県内絶対王者としての地盤が緩んでしまっている。

 圧倒的な強さを誇るチームだけに、わずかな綻びが致命傷に見えることもあるかもしれない。リーグ戦においては第5節以降右肩上がりで順位を伸ばしているが、シーズン後半の挽回に期待したいところだ。

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