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記憶から消したい…。チェルシー、最悪の補強ランキング1〜5位。期待を裏切ったのは?

シリーズ:最悪の補強ランキング text by photo by Getty Images

3位:ラヒーム・スターリング(元イングランド代表)

チェルシーFWラヒーム・スターリング
【写真:Getty Images】

生年月日:1994年12月8日
移籍金:5620万ユーロ(約89.9億円)
在籍期間:2022年夏~
クラブ通算成績:81試合19得点15アシスト

 ラヒーム・スターリングは現在進行形でチェルシーの「不良債権」と化してしまっている。

 2015年夏にリバプールからマンチェスター・シティに完全移籍したスターリングは、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で点取り屋としての能力を発揮する。

 2017/18シーズンからは5季続けてプレミアリーグ2桁ゴールを達成し、市場価値も2019年12月には自己最高額となる1億6000万ユーロ(約256億円)に到達。世界有数のタレントとして評価を高めていた。

 チェルシーは2022年夏にロシアのウクライナ侵攻の影響でロマン・アブラモビッチからトッド・ボーリーへとオーナーが交代する。その最初の移籍市場で目玉補強として獲得したのがスターリングだった。

 2022/23シーズンはリーグ戦でチーム2位タイの6ゴールを記録するも、チェルシーはプレミアリーグ発足以来史上最低勝ち点に留まる最悪の結果に。

 翌シーズンも同チームでプレーしたが、マンチェスター・シティ時代の後輩であるコール・パーマーの台頭と対照的に序列を落とした。

 2024年夏にエンツォ・マレスカが新監督に就任すると、新戦力に押し出される形で構想外に。ロンドンのライバルクラブのアーセナルへローン移籍したが、2024/25シーズンのリーグ戦で無得点のまま今夏に復帰を果たした。

 現在チェルシーはスターリングの放出に大苦戦している。

 その要因となっているのが、2022年夏にオーナーのボーリー自らが交渉に動いたことで、週給32.5万ポンド(約6175万円)という破格の契約を結んでいた。これが買い手を探すことを困難にさせており、明確な構想外であるにも関わらず、移籍先が決まっていない。

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