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記憶から消したい…。チェルシー、最悪の補強ランキング1〜5位。期待を裏切ったのは?

シリーズ:最悪の補強ランキング text by photo by Getty Images

1位:ダニー・ドリンクウォーター(元イングランド代表)

チェルシーMFダニー・ドリンクウォーター
【写真:Getty Images】

生年月日:1990年3月5日
移籍金:3790万ユーロ(約60.6億円)
在籍期間:2017年夏~2022年夏
クラブ通算成績:23試合1得点0アシスト

 高額な移籍金で獲得しながら、チェルシーで全く戦力とならなかったのがダニー・ドリンクウォーターである。

 2015/16シーズンに“ミラクルレスター”の一員としてプレミアリーグ優勝を経験すると、2016年にはイングランド代表にも選出された。

 アカデミー時代を過ごしたマンチェスター・ユナイテッドではトップチームに定着できなかったが、下部リーグから地道にキャリアを重ねていた苦労人がついに注目を集める存在へと成長を遂げた。

 2017年夏には、前年にレスターからチェルシーへと移籍していたエンゴロ・カンテを追いかける形でロンドンの強豪と契約。3790万ユーロ(約60.6億円)という移籍金からもわかるように即戦力としての活躍が期待されていた。

 しかし、度重なる怪我の影響でフォームを崩すと、2季目の2018/19シーズンはプレミアリーグ開幕前のコミュニティ・シールドでの30分間のみの出場に。全く戦力にならなかった。

 この30分間の出場がチェルシーのトップチームでは最後の出番となり、2019年夏からはバーンリーやアストン・ヴィラへのローン移籍を経験。

 しかし、飲酒運転やナイトクラブでの一般人への暴力沙汰、チームメイトへの暴行など素行面で問題を重ねたことで、移籍先でも戦力とならなかった。

 2021/22シーズンにローン移籍したチャンピオンシップ(イングランド2部相当)のレディングで、レスターを退団して以来となる1000分以上のプレータイムを記録したが、同シーズンをもってチェルシーを契約満了で退団している。

 新たな移籍先が見つからず、2023年10月に33歳で現役引退を発表した。

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【了】
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