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マリオ・バロテッリが35歳に！

　UEFAネーションズリーグの公式Xは12日、「誕生日おめでとう、マリオ・バロテッリ」と綴り、現在は無所属のFWバロテッリが、13年前にイタリア代表として挙げたスーパーゴール動画を投稿した。その得点は、名手マヌエル・ノイアーが一歩も動くことができない弾丸シュートだった。

　2012年の現地時間6月28日、ポーランド・ワルシャワ国立競技場で行われたUEFA EURO 2012の準決勝、イタリアとドイツの一戦。チェーザレ・プランデッリ監督率いるイタリアは、バロテッリやアントニオ・カッサーノ、リカルド・モントリーボらが先発メンバーに名を連ねた。

　2000年大会以来の決勝進出を目指していたチームは20分、鋭い反転から左サイドを突破したカッサーノのクロスをバロテッリが頭で合わせて先制に成功。さらに、当時21歳の背番号「9」は再び、ゴールネットを揺らす。

　36分、鋭い動き出しで最終ラインの背後を取ったバロテッリが、ハーフウェーラインの手前でボールを持っていたモントリーボからのパスを引き出す。フリーで抜け出したストライカーは、ボックス手前から右足を一閃。強烈な弾丸シュートは、ゴール右隅に突き刺さった。ノイアーがどうすることもできない圧巻の一撃だった。

　このゴールで2点差にしたアズーリは、後半アディショナルタイムにPKから失点したものの、2-1で決勝進出。スペインとのファイナルでは、0-4の大敗を喫したが、バロテッリはこの大会で大きなインパクトを残した。