3位:大邱FC(韓国)
獲得選手数:10人
主な選手:ク・ソンユン、セルジーニョ、吉野恭平
韓国Kリーグの大邱FCは、過去10年間でJリーグのクラブから10人の選手を獲得した。
GKク・ソンユンは、セレッソ大阪でプロキャリアを始め、2015年から北海道コンサドーレ札幌に加入し、5シーズンにわたってレギュラーを務め、2020年に大邱へ。母国で初めて所属したクラブとなった。
現在大分トリニータに所属するムン・キョンゴンは、プロキャリアを大分で始めたあと、兵役の影響もあって2020年限りで退団。2021年に大邱に加わった。その後、韓国でキャリアを積んだあと、2024年に大分に復帰した。
自国選手の復帰だけでなく、日本人選手を獲得した実績もある。
吉野恭平は2023年に横浜FCで活躍したのち、大邱で1年半プレー。2024シーズンはリーグ戦30試合に出場して5ゴールを挙げ、キャリアハイの得点数を記録した。この夏にセレッソ大阪へ移籍し、日本復帰を果たした。
Jリーグからの移籍ではないが、2022年にはモンテネグロのFKポドゴリツァから鈴木圭太も加入した。
また、2021年には松本山雅FCで背番号10を背負ったブラジル人MFセルジーニョが加入。半年で松本に復帰し、韓国では結果を残せなかったものの、大邱でも10番を託され期待を集めていた。
大邱は、日本で実績を残した韓国人選手の帰還先として安定した役割を果たしつつ、日本人やブラジル人など多国籍選手の受け入れにも積極的なクラブと言えるそうだ。
