4位:アンドレ・シウバ(ポルトガル代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1995年11月16日
移籍金:3800万ユーロ(約60.8億円)
在籍期間:2017年夏~2020年夏
クラブ通算成績:41試合10得点2アシスト
アンドレ・シウバはクリスティアーノ・ロナウドの後を継ぐようなストライカーとして期待されていた。
2016/17シーズンのFCポルトで得点を量産すると、同時期からポルトガル代表でもレギュラーに定着。2017年夏に行われたFIFAコンフェデレーションズカップでも全5試合に出場し、ロナウドと2トップを組んでいた。
2017年夏、次世代のワールドクラスと期待された当時21歳のストライカーを射止めたのが、大型補強を敢行していたミランだった。
3800万ユーロ(約60.8億円)という高額な移籍金で引き抜き、期待を込めてフィリッポ・インザーギら数々のレジェンドが着用していた背番号9を与えられた。
しかし、結果は期待を大きく裏切るものに終わったと言って良いだろう。
2017/18シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)では10試合で6ゴールと得点を重ねたが、セリエAでは24試合で2ゴールと大苦戦。ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の中で序列を大きく下げると、シーズン終了後にセビージャへローン移籍で放出となった。
ミランは彼の売却にも失敗している。2019/20シーズンのローン先だったフランクフルトに300万ユーロ(約4.8億円)で放出した。
すると、2020/21シーズンに彼がブンデスリーガで得点ランキング2位の28ゴールを奪うと、フランクフルトは獲得時の約8倍となる2300万ユーロ(約36.8億円)でライプツィヒへの売却に成功。
フランクフルトが選手を売る能力に長けているのも事実だが、ミランの交渉能力の低さも露呈する結果となった。