2位:ディヴォック・オリギ(元ベルギー代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1995年4月18日
移籍金:フリー
在籍期間:2022年夏~
クラブ通算成績:36試合2得点1アシスト
現在進行形でミランの「不良債権」となっているのがディヴォック・オリギだ。その名はすでにファーストチームから消されており、名目上ではセカンドチームに該当するミラン・フトゥーロに所属している。
前所属のリバプールでは主にスーパーサブとして活躍し、2018/19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では神がかった活躍を披露する。
1stレグを0-3の敗戦で終えていたバルセロナとの準決勝では、2ndレグで決勝点を含む2ゴールを記録。トッテナム・ホットスパーとの決勝でもダメ押しの追加点を決め、ビッグイヤー獲得の立役者となった。
リバプールで6つのタイトル獲得に貢献したオリギは2022年夏に契約満了で退団。ミランを新天地に決めた。
移籍1年目の2022/23シーズンはまずまずのプレータイムを得たが、公式戦36試合で2得点1アシストとFWの選手では物足りない結果に終わり、加入から1年で構想外に。2023/24シーズンはノッティンガム・フォレストにローン移籍で放出となった。
しかし、1年ぶりのプレミアリーグでも結果を残せなかったことからミランに復帰。しかし、トップチームに居場所はなく、ミラン・フトゥーロでのプレーを言い渡された。
これを侮辱と捉えたオリギはセカンドチームの練習にも参加せず、完全に表舞台から姿を消した。
今夏にミランは元ベルギー代表FWに支払う年俸400万ユーロ(約6.4億円)をカットするために契約解除を検討しているようだが、選手側は年俸の半額にあたる200万ユーロ(約3.2億円)を求めて交渉中。リリースにも大苦戦をしている。