センターバック

【写真:Getty Images】
DF:イブラヒマ・コナテ(フランス代表)
生年月日:1999年5月25日
24/25リーグ成績:31試合1得点2アシスト
DF:フィルジル・ファン・ダイク(オランダ代表)
生年月日:1991年7月8日
24/25リーグ成績:37試合3得点1アシスト
イブラヒマ・コナテとフィルジル・ファン・ダイクは世界でも屈指の鉄壁コンビだ。
身長194cm・体重95kgという大柄な体格が際立つフランス代表DFは、昨シーズンにキャリアハイとも言えるシーズンを過ごした。勝率70%を超える圧倒的な空中戦の強さと、スピードを活かしたカバーエリアの広さが武器。リバプール加入後では最多となるリーグ戦31試合に出場した。
コナテ以上にフル稼働の活躍を披露したのが主将のファン・ダイク。リーグ戦では第37節ブライトン戦を除いた37試合でフル出場していた。
彼らが万全のコンディションであればリバプールの守備は鉄壁だが、逆に2人が替えの効かない絶対的な存在過ぎるのがウィークポイントとも言えるかもしれない。ワールドカップイヤーに彼らとポジション争いをしたい選手はあまりおらず、その影響もあって補強が遅れており、選手層を厚くすることは急務だ。
特にコナテは怪我が多く、リバプールに加入した2021/22シーズンから2023/24シーズンまでのリーグ戦の出場試合数を並べると、11試合、18試合、22試合と稼働率が悪い。新シーズンにどれだけ稼働できるかは未知数だと言って良いだろう。
その中でジャレル・クアンザーのレバークーゼン移籍に伴うCBの駒不足と、ジョー・ゴメスの怪我の多さはネック。プレミアリーグ開幕時は遠藤航も最終ラインの1人として計算されている可能性が高い。
ただ、本稿執筆時点では決まっていないが、パルマの18歳DFジョヴァンニ・レオーニの獲得が間近に迫っているそうだ。イタリア期待の大型ストッパーは最強のCBコンビから世界最高峰の技術を受け継ぐことができるだろうか。