サイドバック

【写真:Getty Images】
DF:コナー・ブラッドリー(北アイルランド代表)
生年月日:2003年7月9日
24/25リーグ成績:19試合0得点2アシスト
DF:ミロシュ・ケルケズ(ハンガリー代表)
生年月日:2003年11月7日
24/25リーグ成績:38試合2得点6アシスト(ボーンマス)
ユルゲン・クロップ政権の象徴とも言えるトレント・アレクサンダー=アーノルドとアンドリュー・ロバートソンの両サイドバックのセットは、2024/25シーズン限りで解消となった。
前者がレアル・マドリードへ移籍、後者がパフォーマンス低下によって序列を下げたためである。
彼らの代わりにファースチョイスとなりそうなのが、同じ2003年生まれのコナー・ブラッドリーとミロシュ・ケルケズだ。前者はオーソドックスなタイプの右SBで、アレクサンダー=アーノルドと比較をすると攻守のバランスが安定するだろう。
今夏にボーンマスから加入したケルケズは、アタッカーに匹敵するようなスピードと走力で攻撃参加したかと思えば、守備でも自陣に戻って粘り強く対応するアップダウンが持ち味だ。この圧倒的な運動量ながらプレミアリーグで全試合に先発出場したのは賞賛に値するだろう。
ケルケズの稼働率は問題ないだろうが、ブラッドリーは怪我の多さが懸念点に挙げられる。今季もプレシーズンでハムストリングを痛めて開幕前のコミュニティ・シールドを欠場しており、通年稼働は現実的ではないだろう。
そこで代役になりそうなのが、今夏にレバークーゼンから加入したジェレミー・フリンポンだ。ブラッドリーと比較すると、より攻撃に特化したウインガータイプのオランダ代表DFは、右SBと右WGの両ポジションで計算されている可能性が高い。
ブラッドリーの負傷癖やモハメド・サラーのアフリカネイションズカップ(AFCON)出場を踏まえるとキーマンの1人になりそうだ。