ミッドフィルダー

【写真:Getty Images】
MF:ライアン・フラーフェンベルフ(オランダ代表)
生年月日:2002年5月16日
24/25リーグ成績:37試合0得点4アシスト
MF:アレクシス・マック・アリスター(アルゼンチン代表)
生年月日:1998年12月24日
24/25リーグ成績:35試合5得点5アシスト
MF:フロリアン・ヴィルツ(ドイツ代表)
生年月日:2003年5月3日
24/25リーグ成績:31試合10得点13アシスト(レバークーゼン)
プレミアリーグを制した2024/25シーズンのリバプールで鉄板だったのが中盤の3枚だ。
アルネ・スロット新監督の就任によってアンカーにコンバートされたライアン・フラーフェンベルフ、10番としてメトロノームのような正確な配球で中盤からゲームを作る司令塔アレクシス・マック・アリスター、異次元の運動量を武器に90分を通して駆け回るトランジションの申し子、ドミニク・ソボスライのセットは補完性も抜群だった。
ここにあらゆるポジションや役割で起用可能な生え抜きのカーティス・ジョーンズが4枚目のMFとして控え、試合終盤には遠藤航がクローザーとして試合を終わらせる。クオリティもスカッドのバランスも最高だった。
この完成度の高い中盤に今季から加わるのが、今夏の補強の目玉とも言えるドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツだ。移籍金はクラブ史上最高額を更新する1億2500万ユーロ(約200億円)で、レバークーゼンから次世代の天才MFの引き抜きに成功した。
ヴィルツは両サイドでもプレーできるが、基本的には昨シーズンにソボスライがプレーしていたトップ下がメインポジションになりそう。オンザボール、オフザボールどれをとっても一流で、上手い選手が揃うリバプールの中でもひときわ高い技術の持ち主だ。開幕前の時点ですでに絶対的な存在となっている。
昨季はトップ下で絶対的なスタメンだったソボスライは、従来の2列目だけではなく、3列目やレシーズンマッチでも起用された右SBなど、ユーティリティーとしての起用が増えることが予想されている。