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フォーカス 4か月前

このままだと給料泥棒に…。構想外なのに未だ移籍できない選手5人。新天地選びの状況は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 欧州では新シーズンの開幕を迎えたリーグもあり、移籍市場の動きもより活発化している。しかし、その中には現所属クラブでの立場が厳しいと思われるにもかかわらず、新天地に赴くことができていない選手もいる。今回は、このままだと所属クラブにおいて“飼い殺し”状態となってしまいそうな選手をピックアップして紹介する。(成績は『transfermarkt』参照)

MF:ドウグラス・ルイス(ブラジル代表)

ドウグラス・ルイス
【写真:Getty Images】

生年月日:1998年5月9日
所属クラブ:ユベントス(イタリア)
24/25リーグ戦成績:19試合0ゴール0アシスト

 昨年からユベントスの一員となったドウグラス・ルイスだったが、わずか1シーズンのみの在籍でトリノを離れることが有力視されている。

 マンチェスター・シティ在籍経験もある同選手は、ジローナへのレンタル移籍の後、完全移籍で加入したアストン・ヴィラでその才能が開花。

 中盤の支配者として、攻守ともに強度の高いプレーでチームを支え続け、23/24シーズンには、リーグ戦35試合9ゴール5アシストの大活躍で、クラブに久々のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権をもたらした。

 ヴィラの王様となったドウグラス・ルイスは、2024年夏に財政的なチーム事情から放出候補となり、5150万ユーロ(約82億4000万円)の移籍金でユベントスへと移籍している。

 セリエAという新天地、そしてチアゴ・モッタ新監督のもとでも、すぐに適応し活躍できると、誰もが信じていたはずだ。

 しかし、その思いとは裏腹に、このブラジル人MFは苦しい日々を送ることとなる。

 マヌエル・ロカテッリやケフラン・テュラムなど、同ポジションのライバルとの争いに敗れ、出場機会が減少すると、怪我の離脱も重なり、リーグ戦19試合のみの出場に留まった。

 出場時間に至っては約500分程度しかなく、現地メディアからは早々に「失敗補強」の烙印を押されてしまった。

 D・ルイスは早くも次の移籍先を探しているようだ。現地メディアによると、主な候補にはウェストハム・ユナイテッドやエバートンなどプレミアリーグのクラブが並んでおり、現時点ではノッティンガム・フォレストが獲得レースで一歩リードしているようだ。

 同選手に、地中海の風は合わなかったのかもしれない。

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