4位:グジェゴシュ・クリホヴィアク(元ポーランド代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1990年1月29日
移籍金:2750万ユーロ(約44億円)
在籍期間:2016年夏~2019年夏
クラブ通算成績:19試合0得点0アシスト
恩師と共に新天地へ移籍した選手は大半が上手くいくだろう。しかし、グジェゴシュ・クリホヴィアクのケースは違った。
リーグ・アンでキャリアをスタートさせたクリホヴィアクは、2014年夏に移籍したセビージャでブレイクする。ウナイ・エメリの下でUEFAヨーロッパリーグ(EL)を2度優勝する経験を経て、同監督と同じタイミングとなる2016年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)へと移籍した。
しかし、当時のPSGの中盤はあまりに豪華だった。チアゴ・モッタやブレーズ・マテュイディ、マルコ・ヴェッラッティ、アドリアン・ラビオ、ハビエル・パストーレら、経験や実績十分な選手から期待の有望株までタレントが揃っていた。
それでも、クリホヴィアクにはエメリの戦術がフィットするための重要な役割が与えられるかと思われたが、要所での怪我にも見放された。
その結果、既存戦力たちとのポジション争いに敗れる結果に。シーズン後半戦は怪我の影響でメンバー外になる試合も多く、わずか19試合の出場に留まった。
恩師と新天地に移籍をしたにも関わらず1年で構想外となると、2017年夏にウェスト・ブロムへとローン移籍。2018年夏にローン移籍したロコモティフ・モスクワで復活のパフォーマンスを披露し、2019年夏に完全移籍の形で正式にPSGを離れた。