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記憶から消したい…。パリ・サンジェルマン、最悪の補強ランキング1〜5位。期待を裏切ったのは?

シリーズ:最悪の補強ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

1位:ヘセ・ロドリゲス(スペイン)

パリ・サンジェルマンFWヘセ・ロドリゲス
【写真:Getty Images】

生年月日:1993年2月26日
移籍金:2500万ユーロ(約40億円)
在籍期間:2016年夏~2020年12月
クラブ通算成績:18試合2得点0アシスト

 2016年夏当時、レアル・マドリードの若き才能を2500万ユーロ(約40億円)で引き抜けたことにバーゲン価格だと感じたサポーターも多かったのではないだろうか。

 しかし、結果はクラブ史に残る大失敗補強だった。

 レアル・マドリードのカンテラ(下部組織)出身のヘセ・ロドリゲスは、カルロ・アンチェロッティ監督の下でジョーカーとして活躍。クリスティアーノ・ロナウドやガレス・ベイル、カリム・ベンゼマらからポジションを奪うことはできなかったが、限られた出場機会で結果を残していた。

 この活躍に目をつけたパリ・サンジェルマン(PSG)が2016年夏に完全移籍で獲得に成功した。

 しかし、虫垂炎を患ったことでプレシーズンを出遅れると、ウナイ・エメリ新監督の信頼を得られないまま半年が経過。冬の移籍市場で出場機会を求め、故郷のラス・パルマスへローン移籍した。

 コンディションを戻すための移籍であればPSGにも旨みがあったが、結果は違った。

 翌シーズン以降もストーク・シティやレアル・ベティスへローン移籍するも、どのチームでも鳴かず飛ばずのパフォーマンスに終わり、PSGで戦力にすることも、売却することもできない「不良債権」となった。

 結果的に最後までヘセの移籍先を見つけることができず、2020年12月に契約解除で放出。実質的なPSGでの稼働は半年のみで、公式戦通算18試合2ゴールでフランスの首都を離れた。

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【了】
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