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もう8月だけど…? 新天地が見つからないフリーの日本人選手5人。去就に注目が集まるのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:加藤恒平(かとう・こうへい)


【写真:Getty Images】

生年月日:1989年6月14日(36歳)
最終所属クラブ:キリボン・ソクセン・チャイFC(カンボジア)
昨季リーグ成績:11試合0ゴール2アシスト

 日本代表歴を持つ選手の中でも、異色のキャリアを歩んできたのが加藤恒平だ。これまでに15のクラブでプレーしている。

 現在36歳の加藤は、立命館大学を卒業後、世界各国を渡り歩いた。

 2012シーズンにFC町田ゼルビアでプロデビューを果たしたが、Jリーグで二桁試合に出場したのは、この時が最初で最後となった。

 2013年にモンテネグロ1部のルダル・プリェヴリャに完全移籍すると、以降はポーランド、ブルガリアなど東欧のクラブを中心にプレーを続けた。

 一躍その名が知れ渡ったのは、2017年のことだ。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(当時)率いる日本代表へ初選出されたことで、日本でのプレー経験が少なかった加藤に注目が集まった。

 どの国でも外国人選手には「助っ人」として高い期待とプレッシャーがかかる。言うまでもなく、気候や文化、練習環境への適応も簡単なことではない。そうした難しさを何度も乗り越えてきた加藤の努力は、並大抵のものではないだろう。

 今年1月にはカンボジアのキリボン・ソクセン・チャイFCへ加入。同国1部リーグで11試合に出場して2アシストをマークした。だが、今夏にキリボンを退団した後は、次なる活躍の場が未定という状況だ。

 36歳という年齢を考えると、そのキャリアが晩年に近づいていることは間違いない。さまざまな選択肢があるが、果たして加藤にとって16番目のクラブとの契約はあるのだろうか。

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【了】

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