久保建英、トッテナム移籍の可能性が高まる？

　クリスタル・パレスのイングランド代表MFエベレチ・エゼがアーセナルへ移籍する見通しとなった。そのため、トッテナムがレアル・ソシエダに所属する24歳の日本代表MF久保建英の獲得に本腰を入れるかもしれない。英メディア『ギブミー・スポーツ』が21日に報じている。

　トッテナムは早い時期からエゼに関心を示し、同選手の獲得に向けて取り組んできた。トッテナムが移籍先の本命と考えられていたが、移籍専門家のファブリツィオ・ロマーノ記者が「here we go!すべての関係者間で合意に至った。C・パレスは6000万ポンド超（約114億円）の移籍金パッケージを受け取る見込みで、エゼはスパーズよりもアーセナルを選んだ。アーセナルはトッテナムとの争奪戦を制した」と述べ、事態が急変したことを示唆している。

　それを踏まえ、同メディアは「エゼ獲得に失敗したスパーズが、次なる標的として久保に狙いを定めているのは明らかだ」と伝えた。久保には5200万ポンド（約98億8000万円）という高額な契約解除金が設定されているが、同メディアは「現時点では、スパーズがワールドクラスの日本人スターに対して本格的にアプローチするのか、あるいは久保自身が移籍に前向きかは不透明だ。しかし、ライバルにエゼを横取りされたことで十分な資金が残っており、久保獲得の可能性はある」との見解を示している。