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「2桁目指すならペナルティエリア内に」堂安律と町野修斗が考える点取り屋のポジション術。「ミドルだけでは取れない」

text by 編集部 photo by Getty Images
フランクフルトの堂安律

【写真:Getty Images】

ブンデスリーガで活躍する二人が強調する動き続けることの重要性

 ブンデスリーガで挑戦を続ける堂安律と町野修斗が、『PUMA JAPAN』の公式YouTubeにおける対談シリーズに登場。ゴール前で何を考え、どのように動くか。その一瞬の判断が、決定力を左右する。トップレベルで結果を出すために意識していること、そしてゴールに迫る際の思考と動きの工夫について語った。

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 得点力の秘密は、単なるシュートの技術だけでは語れない。堂安律と町野修斗が強調するのは、ゴール前で「いつ動くか」と「どこに立つか」というタイミングとポジショニングの重要性だ。

 町野は、ボールが足元に止まった瞬間でも、自分の軸足と角度を自然に調整し、右でも左でも同じ感覚でシュートできる準備を整える。

 堂安は、ディフェンスが近くにいてもボールを少し下げて置くことで、「ファー上」や「ニア下」に打てる状態をつくり、ミスを減らす工夫を欠かさない。こうしたほんの小さな調整が、決定力の安定に直結する。

 さらに二人は、ペナルティエリア内で常に動き続けることの重要性を強調する。クロスのタイミングに合わせて絶えず走り込み、シュートチャンスを逃さないようにするためだ。

 この動きは、単なる感覚だけに頼ったものではない。堂安によれば、昨季所属していたSCフライブルクでは、分析チームが映像やデータでサポートしてくれることで、どのタイミングでどこに動くべきかを客観的に確認できたという。自分の動きを映像で振り返り、改善を重ねることが、自然と日々の習慣になっている。

 堂安は「2桁ゴールはミドルだけでは取れない。目指すなら、ペナルティエリア内に入っていくこと」と断言する。

 シュート力だけでなく、ゴール前での立ち位置、タイミング、そして日々の練習量。これらすべてを意識し続けることが、新しい時代の点取り屋に求められる要素である。

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