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「CBの層は厚くないが」高井幸大が残留、18歳の有望株がレンタル移籍?英紙は疑問「高く評価されていたのに」【海外の反応】

text by 編集部 photo by Getty Images

日本代表の高井幸大
【写真:Getty Images】

高井幸大、負傷で出遅れていたが…

 20歳の日本代表DF高井幸大は今夏、川崎フロンターレからトッテナムへ完全移籍した。しかし、負傷によりプレミアリーグ初出場の予定は遅れている。その間にレンタルの可能性が高まっていたが、ライバルの移籍により残留するかもしれない。英メディア『トッテナムニュース』が27日に報じている。

 高井は川崎フロンターレの下部組織で育ち、その後トップチームへ昇格。2024年にはJ1のベストヤングプレーヤー賞に輝き、日本代表としては同年9月に行われたFIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選(3次予選)の中国戦で代表デビューを果たした。そして、同選手の活躍に注目したトッテナムが獲得に動き、Jリーグから海外クラブへの移籍で日本人史上最高額となる500万ポンド(約10億円)で契約が成立している。

 だが、高井は加入直後に足底筋膜を負傷し出遅れることになった。プレシーズンマッチには1試合も出場できず、今季の公式戦3試合を欠場。現在は屋外トレーニングを再開し、復帰へ向けて順調に回復している。その間に18歳のクロアチア代表DFルカ・ヴシュコヴィッチが台頭。好印象を残したことで、ヴシュコヴィッチではなく高井がレンタルで放出されるとの見方が強まっていた。

 そんな中、移籍専門家のファブリツィオ・ロマーノ記者が「ヴシュコヴィッチは明日ドイツへ飛び、ハンブルガーSVの新加入選手としてメディカルチェックを受ける予定だ。トッテナムからのローン移籍となる」と述べたことで、同選手のレンタルがほぼ確実となった。この一報を受け、同メディアは「今季の3試合では、いずれもベンチ入りにとどまっていたが、以前から彼はスパーズ内部で高く評価されており、今夏のプレシーズンでの好パフォーマンスでその評価をさらに高めていた」と指摘。

 続けて「手元には豊富な戦力があるわけではなく、特にセンターバック陣は厚くない。彼はまだ1分も公式戦でプレーしていないが、負傷者や出場停止が出れば状況は一変するだろう。すでにクロアチア代表デビューを果たし、19歳の誕生日も目前に迫っている彼にとっては、今季はスパーズに残る方が理にかなっていたのではないか?」と疑問を投げかけている。

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【了】

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