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フォーカス 3か月前

噂止まり…。ぶっちゃけ移籍してほしかった欧州日本人5人。ステップアップを期待された男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

GK:鈴木彩艶(すずき・ざいおん)

パルマに所属するサッカー日本代表GK鈴木彩艶
【写真:Getty Images】

生年月日:2002年8月21日
所属クラブ:パルマ(イタリア)
24/25リーグ戦成績:37試合53失点

 パルマの“正守護神”鈴木彩艶は、今夏のビッグクラブ移籍が噂されながらも同クラブへ残留した。

 移籍候補先は皆、欧州屈指の名門クラブばかり。より華やかな舞台で躍動する鈴木の姿を見たいと願っていたファンは決して少なくなかったはずだ。

 2024年7月にパルマへ移籍したことで、鈴木はセリエAに挑戦する初めての日本人GKとなった。

 加入当初はメディアや現地ファンから波のあるプレー内容を批判されたりもしたが、超人的な反射神経を活かしたスーパーセーブにより次第に信頼を獲得。加入1年目にしてリーグ戦37試合でゴールマウスを任され、チームのセリエA残留に大きく貢献した。

 今夏は、鈴木をめぐる移籍の噂がメディアを賑わせた。イタリア国内ではACミランが正GKマイク・メニャンの退団に備えて鈴木をリストアップしたと伝えられ(イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』より)、以前から関心が報じられるマンチェスター・ユナイテッドやウェストハム・ユナイテッドの名前も報じられた。

 それでも、鈴木はパルマに残留した。去就について問われた際には「多くの噂が流れていたのは知っているけど、自分はパルマでのプレーに集中しているし、シーズンを順調にスタートさせられるように準備している」とコメント(イタリアメディア『Tuttomercatoweb』より)。

 その言葉どおり、25/26シーズンのセリエA第1節のユヴェントス戦(● 0-2)では敗れながらも決定的なセービングを見せ、「パルマの守護神は俺だ」と言わんばかりの活躍を披露している。

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