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噂止まり…。ぶっちゃけ移籍してほしかった欧州日本人5人。ステップアップを期待された男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:佐野航大(さの・こうだい)

NECナイメヘンの佐野航大
【写真:Getty Images】

生年月日:2003年9月25日
所属先:NECナイメヘン(オランダ)
24/25リーグ戦成績:25試合2得点2アシスト

 今、欧州ビッグクラブが熱視線を送る日本人選手の一人が、NECナイメヘンの佐野航大だ。

 フットサル仕込みの狭い空間での局面打開、巧みなゲームメイク力、中盤やウイングだけでなくセンターフォワードまでこなせる万能さと多彩な能力を持つ21歳の若武者は、今夏ステップアップを果たす可能性が現実味を帯びていた。

 2023年8月にナイメヘンに加入すると、佐野はエールディヴィジでみるみるうちに実力を伸ばしていった。

 加入1年目から24試合で4得点3アシストをマークすると、24/25シーズンも25試合2得点2アシストと安定した成績を披露。メディアにて他クラブの名前が盛んに伝えられるようになったのも昨季あたりからだ。

 アヤックス、PSVアイントホーフェン、フェイエノールトという“オランダビッグ3”からの関心が報じられるだけでも名誉なことだが、佐野に対する獲得の手は国外からも伸びてきている。

 エールディヴィジ第3節のNACブレダ戦(〇 3-0)では、ブライトンやアストン・ヴィラ、さらにドイツ複数クラブのスカウト陣が佐野を視察。さらに、同8月30日にナイメヘンがSMカーンからノエ・ルブレトンを獲得したため、佐野の退団が加速するという見方もできる。

 今夏の欧州主要リーグは、同9月1日に夏の移籍市場閉幕を迎える。毎年、移籍市場の最終日には驚くようなディールが発表されることが多い。

 果たして、主戦場とするポジションが被るルブレトンの到来は、佐野の“駆け込み移籍”の布石なのだろうか。その答えは、この2日間のうちに明らかとなる。

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【了】

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