アントニーを熱烈歓迎

　レアル・ベティスは9月1日、マンチェスター・ユナイテッドからブラジル代表FWアントニーを完全移籍で獲得したことを発表した。昨季はレンタルでプレーした半年間で、大きなインパクトを残した25歳は、ベティスサポーターから熱狂的な歓迎を受けた。その様子を現地紙『diario de sevilla』がXに投稿している。

　アントニーは、1月にベティスへレンタル移籍で加入すると、すぐさまマヌエル・ペジェグリーニ監督率いるチームにフィット。公式戦26試合で9ゴール5アシストを記録し、ベティスのリーグ後半戦の躍進とUEFAカンファレンスリーグ（ECL）ファイナル進出に貢献した。シーズン中には同僚のスペイン代表MFイスコが「もう1年いてくれるようにクラウドファンディングが必要だ」と話すほど、チームメートの信頼を掴んでいた。

　そんなアントニーがようやく相思相愛のベティスへの移籍が決定。移籍金は総額2500万ユーロ（約43億円）で決着したようだ。昨シーズン輝きを放ったアタッカーの再加入を知ったベティスサポーターが空港に殺到。数百人のベティスサポーターがアントニーを熱烈に迎え入れた模様。同メディアが投稿した映像には、アントニーが車から身を乗り出して笑顔で群手に応えている様子が収められている。

　昨シーズンに引き続き背番号「7」を着用することが決まったアントニー。今季もスペインの地でどんなプレーを魅せてくれるのだろうか。