これまでに数多くの有望な選手を獲得してきたレアル・マドリードだが、そのすべてが成功しているわけではない。高額な移籍金や高い期待値を受けて獲得したものの、満足に活躍できないままチームを去ったものもいる。その中でも、期待と結果が最もかけ離れた選手は誰だったのか。期待に応えることのできなかった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
1位:カカ(元ブラジル代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1982年4月22日
移籍金:6700万ユーロ(約107億2000万円)
在籍期間:2009年夏~2013年夏
クラブ通算成績:120試合29得点39アシスト
サンパウロからACミランに加入したカカは、黄金期の同クラブにおいてトップ下に君臨し、06/07シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の優勝を経験した。
この大会で13試合10ゴールをマークし、得点王に輝いた同選手は、サッカー選手最大の名誉であるバロンドールも受賞している。
そんな実力とスター性を兼ね備えた同選手の獲得を、レアル・マドリードが狙うのは当然のことだった。
カカは2009年に6700万ユーロ(約107億2000万円)の移籍金でマドリーへと加入。ロス・ブランコス(レアル・マドリードの愛称)の王様として君臨していくだろうと、サポーターの誰もが期待していたはずだ。
しかし、マドリー加入後、カカは度重なる怪我に悩まされることとなる。選手として最大の特徴である186cmのフィジカルとスピードの両立に、同選手の体は悲鳴をあげていたのである。
半月板など膝の負傷が相次ぎ、リーグ戦出場は11/12シーズンの27試合が最多となった。さらに、ルカ・モドリッチやメスト・エジルの加入によってカカの居場所はなくなり、2013年にフリーで放出されることとなった。
その後はミランで1シーズンプレーし、2017年に現役引退。偉大なバロンドーラ―のマドリー挑戦は、寂しい結果に終わっている。
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