2025/26シーズンの欧州主要リーグの夏の移籍市場が9月1日に閉幕した。近年は多くの日本人選手が欧州リーグへと活躍の場を求めており、今夏も新天地を求める選手が続出した。今回は、欧州でプレーする日本人選手の中で、移籍金が高額だった選手をランキング形式で紹介する。[2/5ページ]
※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。情報は2日時点。
9位:藤田譲瑠チマ(ふじた・じょえる・ちま)
生年月日:2002年2月16日
移籍先:シント=トロイデン→ザンクトパウリ
移籍金:350万ユーロ(約5.9億円)
24/25リーグ成績:33試合0得点4アシスト
9位には、シント=トロイデン(ベルギー)からザンクトパウリ(ドイツ)に完全移籍した藤田譲瑠チマがランクインした。
2024年夏に行われたパリ・オリンピック(五輪)でキャプテンマークを巻いたMFは、ボールテクニックに優れた選手で知られる。
中盤の底でバランスを取りつつ、技術の高さを活かしたプレス回避や球際での強さなど、アンカーの選手に求められる能力を兼ね備える。
以前から去就が注目されていた藤田は今夏に2シーズン過ごしたシント=トロイデンを離れ、ブンデスリーガのザンクトパウリに移籍。移籍金は、直後に抜かれるものの、獲得時はクラブ史上最高額の350万ユーロ(約5.9億円)と、期待値の高さが伺える。
この期待の高さに応えるべく開幕から不動のレギュラーに定着しており、開幕戦のドルトムント戦では好パフォーマンスを披露。
第2節ハンブルガーSV戦では見事なスルーパスでゴールを演出し、移籍後初アシストを記録するなど、新天地で上々のスタートを切っている。
