2025/26シーズンの欧州主要リーグの夏の移籍市場が9月1日に閉幕した。近年は多くの日本人選手が欧州リーグへと活躍の場を求めており、今夏も新天地を求める選手が続出した。今回は、欧州でプレーする日本人選手の中で、移籍金が高額だった選手をランキング形式で紹介する。[3/5ページ]
※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。情報は2日時点。
3位:鈴木唯人(すずき・ゆいと)
生年月日:2001年10月25日
移籍先:ブレンビー→フライブルク
移籍金:1000万ユーロ(約17億円)
24/25リーグ成績:32試合12得点6アシスト
3位には、ブレンビー(デンマーク)からフライブルク(ドイツ)に完全移籍した鈴木唯人がランクインした。
昨シーズンのブレンビーで公式戦40試合13得点7アシストを記録した鈴木は、欧州主要リーグが閉幕する前の5月20日にフライブルクへの完全移籍が発表された。
移籍金はクラブ史上最高額だった堂安律に次ぐ1000万ユーロ(約17億円)ということから、その期待値の高さがうかがえる。
結果的にフランクフルトに移籍した堂安と入れ替わる形となったが、右サイドを主戦場としていた彼の後釜の役割を求められている訳ではない。主にトップ下やシャドーなど中央でのプレーが求められており、ブンデスリーガでは開幕から2試合続けて同ポジションで起用されている。
しかし、開幕節のアウクスブルク戦では無人のゴールに枠外シュートを飛ばすなど、まだ精彩を欠く部分があり得点に絡むことができていない。
チームも開幕2連敗と苦しいスタートとなった。UEFAヨーロッパリーグ(EL)と並行してリーグを戦い抜くためには鈴木の活躍が欠かせないだろう。
