パリ・サンジェルマン(PSG)でプレーするモロッコ代表DFアクラフ・ハキミが、代表チームの施設に向かう途中に、道端でボールを蹴っていた子どもたちといきなり交流し、話題となっている。モロッコメディア『le360』など、複数の現地メディアが3日に取り上げた。
アクラフ・ハキミが母国の子ども達と交流
昨シーズンは悲願だったUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)制覇に加え、リーグ・アン、クープ・ドゥ・フランスも勝ち取ったPSG。圧倒的な強さを示したチームで、不動の右SBとして君臨したハキミは、公式戦55試合の出場で11ゴール16アシストを記録した。今季もここまでの公式戦全4試合に出場している。
そんな世界最高の右SBとの呼び声も高いハキミが、モロッコ代表のトレーニング施設に向かう途中に、いきなり車から降りて、ストリートサッカーをしていた子供たちと一緒にボールを蹴ったという。
『le360』は、「パリ・サンジェルマン所属のサイドバックはチームメートと合流する前に、思いがけない寄り道をした」と報じ、「数分間、路地でストリートサッカーをしていた子どもたちとボールを蹴り合ったのだ。そこにあったのは、公式カメラも、スピーチもなく、ただひとつのボールと笑顔、そして自然に生まれた心のつながりだった」と伝えている。
また同メディアによれば、このシーンが動画に収められると、すぐさまSNSで拡散され、瞬く間にモロッコ国内に広まったようだ。スター選手と一緒にボールを蹴り合った子ども達にとっては、一生の思い出となったことは間違いないだろう。
