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伊東純也vs三笘薫。サッカー日本代表の左サイドに新たな競争。 同じポジションを2人のドリブラーに争わせる意図とは

text by 加藤健一 photo by Kenichi kato

 アメリカ合衆国遠征中のサッカー日本代表は現地時間4日、カリフォルニア州バークレイでトレーニングを行った。冒頭約30分がメディアに向けて公開され、メキシコ代表戦に向けて調整を進める日本代表は、ダイレクトでサイドを経由してクロスからフィニッシュに持ち込む流れを繰り返した。

伊東純也と三笘薫が左サイドを争う

伊東純也&三笘薫
【写真:加藤健一】

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 アメリカ合衆国遠征中のサッカー日本代表は現地時間4日、カリフォルニア州バークレイでトレーニングを行った。冒頭約30分がメディアに向けて公開され、メキシコ代表戦に向けて調整を進める日本代表は、ダイレクトでサイドを経由してクロスからフィニッシュに持ち込む流れを繰り返した。

 それぞれがポジションにつく中で、伊東純也は馴染みの薄い左サイドにいた。[3-4-2-1]の布陣では右ウイングバックや右シャドーでプレーすることが多かったが、この練習では三笘薫、前田大然とともに左サイドに陣取った。

 これまでも日本代表で左サイドに入ることは何度もあったが、それはオプションの域を出なかった。ただ、今回は報道陣が見る中で左サイドに入ったことで、スタートから左サイド起用で伊東を起用する可能性も生まれた。

 日本代表が誇る2人のドリブラーが1つの椅子を争うことになるが、森保一監督が常々「2チーム分の戦力が必要」と語っている。三笘に劣らない選択肢の連携強化は必須。今回は中村敬斗が不在ということもあり、新たなオプションを試す格好の機会にもなる。

 3年ぶりに復帰したヘンクでは左サイドでもプレーしており、左サイドでプレーすることに支障はない。「よりカットインが増えてくると思う」と以前に語っており、左サイドでのプレーもイメージできているはずだ。

 FIFAワールドカップ26アジア最終予選が終わり、ここからはワールドカップ本番にフルベットしていくことになる。史上最強メンバーの戦力を最大化するための試行錯誤がまた始まる。

(取材・文:加藤健一【アメリカ合衆国】)

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【了】

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