FIFAワールドカップ26欧州予選・グループEの第1節、サッカーブルガリア代表対スペイン代表の試合が現地時間4日に行われ、スペインが3-0で勝利した。この試合では、バルセロナに所属するスペイン代表FWラミン・ヤマルが圧巻の活躍を見せて、チームの勝利に貢献している。
圧巻のドリブル突破
【写真:Getty Images】
昨夏に行われたUEFA EURO 2024では3大会ぶりの優勝。今年6月に行われたUEFAネーションズリーグ2024-25では、決勝でポルトガル代表に敗れるも準優勝と直近の主要大会で結果を残しているスペイン代表。来年のW杯に向けた欧州予選の初戦では、MFペドリ、FWオヤルサバル、ヤマルらが先発起用された。
5分、ヤマルが起点となりスペインが先制する。右サイドでパスを受けたバルセロナの“新10番”は、細かいタッチから縦に加速すると、対峙したDFファビアン・ニュルンベルガーをかわすことに成功した。そこからペナルティエリア内に切り込むと、カバーのために下がっていたFWラドスラフ・キリロフにボールをクリアされてしまうも、味方がこぼれ球を回収し先制点につながっている。
また、38分にコーナーキックのチャンスでキッカーを務めると、ピンポイントクロスでMFミケル・メリーノのヘディングゴールをアシストするなど、試合を通して印象的な活躍を見せた。
データサイト『FOTMOB』によると、この試合のヤマルのドリブル成功数は7回。これは両チームを通じて最多の数字だ。また、チーム最多タイとなるチャンスメイク数2回、「xG(ゴール期待値)+xA(アシスト期待値)」は1.36で、ゴールを決めたオヤルサバルに次いで2位となる数字を記録している。
W杯の出場権を獲得するための戦いが始まったスペイン代表だが、ヤマルの活躍は予選突破、そして優勝を目指す本大会での注目のポイントとなりそうだ。