FIFAワールドカップ26欧州予選グループDの第1節、ウクライナ代表対フランス代表の試合が現地時間5日に行われ、フランス代表が2-0で勝利した。この試合では、レアル・マドリードに所属するフランス代表FWキリアン・エムバペが圧巻のゴールを決めて、チームの勝利に大きく貢献している。
圧巻の1人カウンター
【写真:Getty Images】
今年6月のUEFAネーションズリーグでは、ドイツ代表に勝利してネーションズリーグ3位という結果に終わったフランス代表。チームを率いるディディエ・デシャン監督は、DFダヨ・ウパメカノ、MFオーレリアン・チュアメニ、FWブラッドリー・バルコラ、エムバペらを先発に起用した。
立ち上がりの10分、2大会ぶりのワールドカップ優勝を目指すフランス代表がスコアを動かす。左サイドでボールを持ったバルコラがドリブルでペナルティエリア内に侵入し、後方からボックス内に走り込んできたFWミカエル・オリーズへと折り返した。これをオリーズが冷静に流し込んで、フランスに先制ゴールをもたらしている。
その後、両チームともにチャンスは作るもののスコアは動かず、試合は終盤に突入した。迎えた82分、エムバペが個人能力の高さを示すゴールを決める。
自陣右サイドの深いエリアでボールを持ったフランスは、チュアメニがロングボールで前線に展開。これにエムバペが反応する。チュアメニのロングフィードに合わせて抜け出すと、対峙したDFイリア・ザバルニーを鋭いカットインであっさりかわすことに成功。ペナルティエリア内に侵入すると、鋭く右足を振り抜きネットを揺らした。
前がかりになっていたウクライナ代表の隙を見逃さなかったチュアメニのロングパス、そして爆発的なスピードでボールをおさめて、鮮やかなドリブル突破からフィニッシュまで持ち込んだエムバペのファインゴールだ。
そのまま試合は終了し、フランス代表が2-0で勝利している。次節は9日に行われ、フランス代表はホームにアイスランド代表を迎える予定だ。