サッカー日本代表は現地時間5日、翌日に控えるメキシコ代表戦に向けてトレーニングを行った。今夏、フェイエノールトへ900万ユーロ（15.5億円）で移籍した渡辺剛が取材に応じている。

ステップアップを果たした渡辺剛

【写真：加藤健一】

　今夏、ヘントからフェイエノールトへ移籍した渡辺剛。

　ワールドカップ出場を見据えたステップアップとして移籍を決断したとし、「試合にも出られて、自分の良さを出せている」と手応えを口にした。

　オランダの名門での注目度の高さついては「ポジティブな声や、ネガティブな声を感じながらプレーするのは新鮮で楽しい」と前向きに捉えている。

　さらに、所属チームでのポゼッションやビルドアップの理解も深め、「（フェイエノールトと）フォーメーションが違いますが、代表でも自分が持った時にボランチの遠藤（航）選手が落ちてきて三角形を作る動きなどはここでも使える」と意欲を見せる。

　28歳で高額な移籍金を伴う評価を受けた渡辺は、「28歳でその値段払ってくれるっていうのはなかなか無いことだと思うし、それだけ評価してくれてるっていうのは嬉しい。それだけのものを見せないといけない」と話す。

　欧州で磨いた技術と判断力でサッカー日本代表の守備に貢献する決意を示した。

（取材：加藤健一、文・構成：編集部）

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