サンフレッチェ広島は7日、JリーグYBCルヴァンカップ プライムラウンド準々決勝の第2戦で、湘南ベルマーレと対戦し、4-1で快勝。2戦合計6-4で湘南を上回り、ベスト4進出を決めた。この試合で貴重な決勝点を決めたのは、フランス人FWヴァレール・ジェルマン。 ドンピシャのクロスから沈めたその得点は、見事だった。
ヴァレール・ジェルマンが決勝点
敵地での第1戦を2-3で落としていた広島。逆転を目指して戦ったホームでの一戦は、23分に加藤陸次樹のゴールで先制したものの、37分に鈴木章斗にゴールを許してしまう。
それでも61分にジャーメイン良がPKを沈めて、2戦合計スコアをタイに戻すと、後半アディショナルタイム4分に貴重な勝ち越しゴールを奪う。
塩谷司の右サイドからのアーリークロスは、逆サイドに流れてしまうが、こぼれ球を拾った中村草太が狙いすました質の高いクロスを供給。これをゴール前のジェルマンが、ドンピシャのタイミングでヘディングシュートを放つと、叩きつけられたボールはゴール左隅に吸い込まれた。中村の丁寧なクロスとジェルマンが勝負強さを発揮した圧巻の得点だった。
このゴールで一気にベスト4へ近づいた広島は、勝ち越しから4分後にも中野就斗のミドルシュートが相手に当たってそのままゴールに吸い込まれて、ダメ押し弾を奪取。ホームで4-1で快勝し、2戦合計6-4で準決勝進出を果たした。
