9月のアメリカ合衆国遠征に臨むサッカー日本代表のメンバーが先月末に発表された。遠藤航や三笘薫、久保建英ら主力が順当に招集を受けた一方で、これまで森保ジャパンへ頻繁に呼ばれていた複数の選手たちがまたも選外となっている。今回は、FIFAワールドカップ26開幕まで1年を切った段階で日本代表に呼ばれなくなった選手を5人紹介する。[5/5ページ]
※データは『Transfermarkt』を参照。
MF:旗手怜央(はたて・れお)

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年11月21日
所属先:セルティックFC(スコットランド)
日本代表招集歴(最終):2025年3月
25/26リーグ戦成績:3試合1得点0アシスト
抜群の攻撃センスと強靭なフィジカルを併せ持つ旗手怜央のような選手でも、今ひとつサッカー日本代表の重要なキャストになりきれないのだから不思議である。
今年3月のFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)以降、旗手の姿は代表戦のピッチ上にない。
ディフェンダーやフォワードとしても有用性を発揮できるが、旗手のメインポジションは中盤。ただ、中盤は森保ジャパンの最激戦区であり、旗手が食い込む余地はそれほど多く残されていないのが現状だ。
セルティックでの評価は変わらず高い。2025/26シーズンはスコティッシュ・プレミアシップで4試合中3試合に出場。まだシーズンが始まったばかりではあるが、これまでに比べると旗手の調子は絶好調とは言い難い。
だが、スコットランドメディア『67 Hail Hail』は「実力は疑いようもなく、いつかベストの状態に戻るだろう」と楽観視。「今回の代表戦ウィークは、エネルギーを充電し、さらに強くなって戻ってくる絶好の機会かもしれない」と伝えている。
森保ジャパンが9月のアメリカ合衆国遠征を終えた後、果たして「旗手待望論」は巻き起こるのだろうか。
ワールドカップのような大舞台では、時に予想もつかないような事態が試合中に発生するもの。様々な役割を担うことができる旗手のようなタイプの選手が求められる瞬間が、この先に訪れる可能性は十分にある。
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