リヴァプールFCウィメンは現地時間7日、イングランド・ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)第1節でエヴァートンと対戦し、1-4の敗北を喫した。リヴァプールに所属するなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)DF清水梨紗が409日ぶりに復帰し、新天地デビューを果たした。
清水梨紗がついに復帰
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
2024年7月12日にウェストハムからマンチェスター・シティWFCに移籍した清水は、7月25日に行われたパリ五輪の初戦であるスペイン女子代表戦で右膝前十字靱帯を断裂。そこから懸命なリハビリの末に、今季のプレシーズンで復帰した。
シティの長谷川唯との共闘に期待がかかっていたが、WSLの移籍市場最終日の5日にリヴァプールへのレンタル移籍が決定。そして、開幕戦のマージーサイド・ダービーでベンチ入りした。
アンフィールドで行われた一戦では、長野風花がスタメン出場。エヴァートンでは、籾木結花、林穂之香に加え、今夏の移籍市場で三菱重工浦和レッズレディースから加入した石川璃音がイングランドデビューし、北川ひかるはメンバー外となった。
試合は12分にリヴァプールが先制するも、オルネラ・ヴィニョーラのゴールで24分に失点。さらに前半アディショナルタイム(AT)にも得点を許してしまい、1点ビハインドで折り返す。後半にヴィニョーラが2点を奪われてハットトリックを達成される形となり、1-4で敗戦した。
清水がピッチに立ったのは88分だった。リリー・スーザン・ウッダムとの交代で左サイドバックとしてプレー。カウンターから右サイドでの相手のシュートをスライディングで防ぎ、ビルドアップにも関与している。試合終了後、日テレ・東京ヴェルディベレーザ時代のチームメイトで、代表でも共にプレーしている籾木が清水のもとに駆け寄ると、涙を流しながら、復帰を祝福した。
リヴァプールを率いるのは、昨季終盤戦までシティを率いていたガレス・テイラー監督。清水は新天地で出場機会を増やすことができるのだろうか。
