韓国メディア『スポーツ朝鮮』は7日、アメリカ遠征中のサッカー韓国代表が現地時間6日に行ったアメリカ合衆国代表との国際親善試合を視察していたユルゲン・クリンスマン元監督に対し、厳しい言葉を浴びせた。韓国はこの試合に2-0で勝利し、チームの復調を印象づけている。

元指揮官の前でアメリカを撃破した韓国

【写真：Getty Images】

　韓国代表を率いるホン・ミョンボ監督は、DFキム・ミンジェ（バイエルン・ミュンヘン）、MFペク・スンホ（バーミンガム・シティ）、FWソン・フンミン（ロサンゼルスFC）らを先発に起用した。

　18分、ソン・フンミンのゴールで韓国が先制する。さらに、43分には、MFイ・ドンギョンが追加点を決めて、韓国が2-0でアメリカに勝利した。同メディアは、「無理な笑顔を見せるしかなかった。スタジアムを訪れたクリンスマン元監督が見たのは、自分が台無しにした代表チームの復活劇だ」と前置きし、元指揮官について次のように伝えている。

「この日のスタジアムにはクリンスマン元監督が訪れていた。息子のGKジョナサン・クリンスマンが、アメリカ代表として出場する可能性があったからだ。しかし、控えのジョナサンには出場機会がなかった。さらに相手が韓国だった」

　また、「選手時代にはバイエルンで活躍したワールドクラスの選手だったが、最悪の指導者だった。ドイツ代表やアメリカ代表などで監督を務めていたが、悪評だけが広まっていた。韓国でもそれは変わらず、期待されていたAFCアジアカップ2023では優勝できず、戦術的な能力も全く見せることができないまま解任されている」と、同メディアは言葉を続けた。

　そして、「韓国代表は元指揮官の前で、アメリカを完全に制圧して生まれ変わった姿を披露した。クリンスマン政権時代には想像もしにくい結果だ。クリンスマン元監督は、韓国の活躍と息子の欠場に、苦笑いを浮かべるしかなかった」と、韓国とアメリカの試合を視察していた元指揮官の様子を報じている。

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