エヴァートンは現地時間7日、イングランド・ウィメンズ・スーパーリーグ（WSL）第1節でリヴァプールFCウィメンと対戦し、4-1の勝利を収めた。マージーサイド・ダービーを制した一戦では、エヴァートンのなでしこジャパンDF石川璃音が、圧巻の守備からゴールに関与している。

開幕戦からマージーサイド・ダービー

　今夏の移籍市場で三菱重工浦和レッズレディースから加入した石川はスタメン出場を果たし、イングランドデビューとなった。また、エヴァートンでは林穂之香と籾木結花、リヴァプールでは長野風花も先発。マンチェスター・シティWFCからのレンタル移籍でリヴァプールに加入している清水梨紗は終盤に投入され、大怪我から復帰した。

　12分に先制されたエヴァートンだったが、24分にオルネラ・ヴィニョーラのゴールで同点に追いつく。前半アディショナルタイム（AT）には、マズ・パチェコのクロスからカチャ・スナイスが頭でゴールネットを揺らす。54分にも追加点を奪い、その2分後にダメ押しゴールを決める。

　マリー・ヘビンガーにドリブルで自陣に侵入されるも、後ろから追いかけてきた石川が体を入れてボールを奪う。そのままGKにパスを送り、前線へ繋がると、ヴィニョーラの左足のシュートが相手に当たり、ゴール左へ吸い込まれた。このまま試合が終了し、エヴァートンが開幕戦を制した。

　WSLで初出場の石川は最後までプレーし、安定感のある動きで勝利に貢献。14日に行われるトッテナム・ホットスパーFCウィメンとの第2節でも先発することになるのだろうか。