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ガッカリ…。サッカー日本代表、アメリカ合衆国代表戦全選手パフォーマンス査定。残念だったのは?

シリーズ:日本代表パフォーマンス査定 text by 編集部 photo by Getty Images,Kenichi kato

 サッカー日本代表は現地時間9日、国際親善試合でアメリカ合衆国と対戦し、0-2の敗戦に終わった。この試合で森保ジャパンのパフォーマンスはどうだったのか。出場した選手(出場時間の短い選手は除く)、そして監督の采配をA〜Dの4段階で評価する。[4/6ページ]

※各スタッツはデータサイト『Sofa Score』を参照

ウイングバック

サッカー日本代表MF望月ヘンリー海輝
【写真:Getty Images】

望月ヘンリー海輝(背番号26)
アメリカ合衆国代表戦:73分OUT
評価:B

 良いところも悪いところも出た試合だった。攻撃参加は全体的にポジティブで、192cmの高さを活かしたロングボールやクロスのターゲットで怖さを出していた。背後へのアクションも効果的で、伊東純也と並び攻撃で最も怖さを出せていた選手だった。一方の守備は全体的に受け身で、1失点目のシーンではマクシミリアン・アーフステンにあっさりと縦突破を許してしまった。1対1での対応では、相手の選択肢を削ることができていないため改善が必要だ。

前田大然(背番号11)
アメリカ合衆国代表戦:62分OUT
評価:C

 攻撃の起点となっていた右ウイングバックの望月ヘンリー海輝とは対照的に目立たなかった。メキシコ代表戦との比較では保持での工夫が見られたが、サイドに張った状態からのプレーの引き出しが少ないのは変わらず。非保持でも彼の最大の武器であるスプリント能力を活かしたプレスも、ポジションの関係で見ることができなかった。ウイングバックは適正ポジションではないだろう。

瀬古歩夢(背番号22)
アメリカ合衆国代表戦:45分IN
評価:C

 後半から長友佑都と代わって出場。投入と同時にチームは4バックとなり、本職ではない左SBに入った。右利きの選手である上に、慣れないポジションだったことを踏まえると、できることはやったようにも思える。しかし、クロスを手前で引っ掛けてカウンターを受けるなど質が足りていなかったのも事実で、得意ではないことが求められ続けた起用法があまりにも悪い。

三笘薫(背番号7)
アメリカ合衆国代表戦:62分IN
評価:C

 62分から前田大然と代わってピッチに立ったが、ほとんどインパクトを残せなかった。対峙したアメリカ代表DFアレックス・フリーマンに抑え込まれるシーンが多く、メキシコ代表戦と同様にドリブルから違いを生むことができず。クロスも精度を欠いた。

菅原由勢(背番号2)
アメリカ合衆国代表戦:73分IN
評価:B

 73分に望月ヘンリー海輝との交代で右SBのポジションに入った。すぐに試合へと適応すると、持ち前の攻撃参加で存在感を発揮。75分には高い位置でボールを奪ってからファウルを誘うなど積極的なプレーが目立ち、縦突破からの精度の高いクロスでも貢献していた。プレータイムは限定的だったが、アピールに成功したと言えるだろう。

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