サッカーのメキシコ代表は9日、アメリカ・テネシー州ナッシュビルにある『ジオディス・パーク』で韓国代表と対戦し、2-2で引き分けた。この一戦では、途中からピッチに立ったFWサンティアゴ・ヒメネスが、試合終了間際に同点ゴールをマーク。その貴重な得点は、得意の左足で沈めた見事な一発だった。
サンティアゴ・ヒメネスが劇的同点弾
【写真：Getty Images】
試合は、ハビエル・アギーレ監督率いるチームが、22分にラウル・ヒメネスが頭でゴールネットを揺らし、1点リードで前半を折り返す。しかし、65分にソン・フンミンに試合を振り出しに戻されると、75分にはオ・ヒョンギュに逆転弾を浴び、1点ビハインドの状況に。
それでも62分からピッチに立っていたACミランでプレーするストライカーが、敗戦の危機からチームを救う。
後半アディショナルタイム4分、アレクシス・ベガが左サイドからロングボールを放り込むと、ホルヘ・サンチェスがボックス手前中央で待ち構えていたS・ヒメネスにワンタッチで落とす。これをボールに触れずに反転して、シュートコースを作り出した24歳は、左足でコントロールシュート。美しい弧を描いたボールは、左のサイドネットに吸い込まれた。シュート体制に入るまでの見事な動きと終盤で決めきる決定力を見せつけた、さすがの一発だった。
S・ヒメネスの劇的な同点弾で追いついたメキシコは、韓国相手に2-2のドロー。6日に対戦した日本戦に続き、引き分けに終わった。
