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フォーカス 3か月前

売るの下手すぎ!? マンチェスター・ユナイテッド、売却額ランキング6~10位。レジェンド選手がまだランクイン!?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 世界屈指のビッグクラブであるマンチェスター・ユナイテッドFC(イングランド)は、これまでに数多くの所属スター選手を売却してきた。大概の移籍金は一般的に言えば大金と言える金額なのだが、ネームバリューや売却当時の活躍ぶりを踏まえると「もっと高値で売れたのでは?」と疑問が残る選手がいるのも事実だ。今回は、マンチェスター・Uの歴代売却額ランキングを紹介する。[2/5ページ]

※データは『Transfermarkt』を参照。

9位:メイソン・グリーンウッド(元イングランド代表)

ヘタフェにレンタル中のグリーンウッド
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年10月1日
移籍先:マルセイユ(フランス)
移籍金:2600万ユーロ(約44.2億円)

 マンチェスター・ユナイテッドの歴代売却額ランキングで9位になったメイソン・グリーンウッドの売却ケースは、他の選手のそれとはかなり事情が異なる。

 2024年7月に移籍金2600万ユーロ(約44.2億円)でマルセイユに移籍したアカデミー出身のアタッカーは、2022年1月に恋人に対するレイプ・暴行容疑で逮捕された。

 最終的に刑事訴訟手続きが打ち切られたものの、もはやマンUでプレーを続けるという選択肢は残されていなかった。

 7歳からマンUのアカデミーに所属していたグリーンウッドは、2019年3月6日のUEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16の2ndレグでプロデビュー。17歳156日でトップチームに到達する早熟ぶりだった。

 マンUのレジェンドであるリオ・ファーディナンドは「あの少年は正しい道を歩んでいる。自分次第で望むような未来を手にすることができるだろう」と若き才能を絶賛していたイギリスメディア『TNTスポーツ』より)。

 だが、皮肉にも現実は真逆の方向に向かってしまった。

 先に述べたように、グリーンウッドは恋人とのトラブルで逮捕され、事実上マンUでのキャリアが閉ざされる形に。ヘタフェへのローン移籍を経て、24/25シーズンからマルセイユに加入した。

 グリーンウッドがアカデミー出身者であること、そして逮捕されるほどの問題行動を起こしたことを踏まえれば、マンU側は売却益が発生しただけでも良しと判断しているのかもしれない。

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