フットボールチャンネル

「一貫性がない」前田大然が移籍志願も阻止?セルティックに批判の声「なぜ彼はブロックされて他はOKなのか」【海外の反応】

text by 編集部 photo by Getty Images

 セルティックに所属する27歳の日本代表FW前田大然は、今夏に移籍を目指していたものの、同クラブの意向によって阻まれたとされている。現役時代にセント・ミレンなどで活躍したスティーブン・マッギン氏が移籍騒動に言及し、クラブの一貫性なき補強方針を批判した。スコットランドメディア『グラスゴーワールド』が10日に報じている。

前田大然、今夏移籍という道もあったが…

セルティックFW前田大然
【写真:Getty Images】

 前田は2022年1月に横浜F・マリノスからセルティックへ期限付き移籍した後、同年7月に完全移籍へ移行。それ以降チームの主力として活躍しており、昨季は公式戦51試合に出場して33得点12アシストを記録していた。スコットランドPFA年間最優秀選手にも選ばれたことで一層評価が高まっている。

 今夏にはトルコ1部のフェネルバフチェなどが同選手の獲得に乗り出していた。しかし、最終的に移籍することなく、セルティックに残留している。

 その裏では、前田の移籍を認めないクラブの阻止があったようだ。同メディアは「ブレンダン・ロジャーズ監督にとっては、前田のチームへの貢献度を考えれば、引き留めは必要な一手だったとも言える」と理解を示しつつ、「不満を抱えたままの選手をチームに留めるリスクも大きい。実際、今季は公式戦7試合でわずか1得点と、昨季の爆発的なパフォーマンスからは程遠い」と指摘している。

 また、マッギン氏は「外国人選手がプレミアシップをどう見ているかを表しているに過ぎない。彼らはセルティックに借りがあるわけではないし、スコットランド出身の選手のように、生きるか死ぬかという状況で育ってきたわけではない。前田は結果を残したのだから、良いオファーが来ると思って当然だ。代理人やクラブにも、いくらなら移籍できる?と確認しているはず。それに見合う金額の移籍金を準備していたクラブもあっただろう。それなのに、なぜ前田の移籍はブロックされて、ニコラス・キューンは許されたのか?ヤン・ヒョンジュンはダメでキューンはOK?一貫性がまるでない」と、クラブを批判した。

【関連記事】
使いません!? 日本人選手を干した名監督6人
大失敗…。海外からあっという間に帰国した日本人選手5人
どうして…。20代で引退した日本の超才能6人


【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!