ラ・リーガ公式Xは10日、「ファン・ニステルローイの初ハットトリック」と綴り、元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイが、レアル・マドリード在籍時に挙げたゴール動画を投稿した。その3ゴールは、どれもストライカーらしい見事な得点だった。
ファン・ニステルローイの現役時代を振り返る
現役時代にはオランダ、イングランド、スペインの3つのリーグで得点王に輝いたファン・ニステルローイ。そんな伝説のゴールハンターが、マドリー在籍時に初めてハットトリックを達成したのが、2006年9月11日に行われた06/07シーズンのラ・リーガ第2節、敵地でのレバンテUD戦。
マンチェスター・ユナイテッドから加入したばかりの当時30歳のストライカーは、リーグ戦2試合目にして、早くもその得点力を発揮する。15分、ボックス手前でアントニオ・カッサーノからのパスを半身で受けたファン・ニステルローイは、左足のトラップから無駄のない動きで先制点を奪う。
さらに、2点リードで迎えた60分には、デビッド・ベッカムの頭での折り返しを、冷静に胸トラップから右足で沈め、2点目を奪取。90分にはシシーニョからの背後へのパスをループシュートでゴールを決め、ハットトリックを達成した。
この3ゴールを皮切りに、スペインの地でもゴールを量産したファン・ニステルローイは、06/07シーズンのラ・リーガに37試合に出場し、25ゴールをマーク。得点王に輝き、チームのリーグ優勝に貢献した。加入1年目から結果を残した点取り屋は、2010年冬にハンブルガーSVに移籍するまで、マドリーでは公式戦96試合の出場で64ゴール16アシストを記録し、圧巻の数字を残した。
