「年俸」はサッカー選手を評価する指標の1つである。どの選手がどれだけのお金を受け取っているのか気になるところだ。今回は、サッカー日本代表FW三笘薫が所属するブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンの最新年俸ランキングを紹介する。※スタッツはデータサイト『transfermarkt』、推定年俸はスポーツ選手の契約情報を扱う『capology』を参照。金額が並んだ選手の順位はサイトの表示に準拠する。情報はすべて9月8日時点。[3/5ページ]
8位:アダム・ウェブスター(イングランド)
生年月日:1995年1月4日
2025/26リーグ戦成績:なし
推定年俸:331.7万ユーロ(約5億6392万円)
アダム・ウェブスターは、ブライトンで331.7万ユーロ(約5億6392万円)の年俸を受け取っているが、この額に見合う働きができているとは言いがたい。
ウェブスターは2019年夏、当時のクラブ史上最高額となる移籍金2200万ユーロ(約37億4000万円)でブリストル・シティから加入した。
空中戦に圧倒的な強さを持ち、2019/20シーズンにはプレミアリーグ31試合に出場するなど、存在感を示していた。
しかし、ビルドアップに課題を抱えており、ロベルト・デ・ゼルビ監督が就任した2022年以降はベンチスタートが増加。
2023/24シーズンにはヤン・ポール・ファン・ヘッケにポジションを奪われ、2024/25シーズンは負傷も重なってリーグ戦15試合の出場にとどまった。
それでも、シーズン終盤には負傷が癒え、ラスト3試合ではフル出場。チームはウォルヴァーハンプトン、リヴァプール、トッテナム・ホットスパーに3連勝し、ウェブスターも復調の兆しを見せていた。
しかし今季は不運にも、プレシーズン中のトレーニングで右ひざ前十字じん帯を損傷し、7月に手術を受けた。復帰時期は未定で、シーズンの大半を欠場すると見込まれている。
その動きを受け、クラブは夏の移籍市場でイタリア・ヴェローナから21歳の若手DFディエゴ・コッポラを獲得した。
ウェブスターにとっては、試練の時期だ。
