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コラム 3か月前

ノッティンガム・フォレストの真実。なぜヌーノは解任され、ポステコグルーが新監督に? “正反対”の2人を動かしたもの【コラム】

シリーズ:コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

開幕3試合で見えたスタイルの変化

 2025/26シーズンの開幕3試合を見ると、昨季までとは戦い方のスタイルに変化があった。

 昨季の最終的な平均ポゼッション率はリーグで下から3番目の41.2%だったが、今季は第3節終了時点でリーグ5位の55.4%を記録。開幕3試合はいずれも相手チームより多くボールを握っている。

 このスタイルの変化がポジティブな方向には働いていない。

 ややバランスを失ったようにも見え、実際にヌーノのラストマッチとなったシティ・グラウンドでのウェストハム戦(0-3)のパフォーマンスは停滞感の強い試合内容だった。

 それでも開幕3試合の結果は1勝1分1敗であり、普通のクラブであればこの成績で解任されることはないだろう。

 ただ、フォレストには一般的な常識が当てはまらない。その理由はオーナーがエヴァンゲロス・マリナキスだからだ。

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