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売るの下手すぎ!? アーセナル、売却額ランキング6~10位。物議を醸した移籍もランクイン

シリーズ:売却額ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

 世界屈指のビッグクラブであるアーセナルは、これまでに数多くの所属スター選手を売却してきた。大概の移籍金は一般的に言えば大金と言える金額なのだが、ネームバリューや売却当時の活躍ぶりを踏まえると「もっと高値で売れたのでは?」と疑問が残る選手がいるのも事実だ。今回は、アーセナルの歴代売却額ランキングを紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照。[2/5ページ]

9位:エディ・エンケティア(イングランド代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1999年5月30日
移籍先:クリスタル・パレス
移籍金:2970万ユーロ(約50.5億円)

 9位には、2024年夏にクリスタル・パレスに完全移籍したエディ・エンケティアがランクインした。

 チェルシーのアカデミー出身のエンケティアは16歳でアーセナルに移籍。U-21イングランド代表では歴代最多得点記録を樹立するなど、ユース年代では自慢の得点力を武器に敵なしとも言える存在だった。

 しかし、トップチームではピエール=エメリク・オーバメヤンやアレクサンドル・ラカゼット、ガブリエウ・ジェズスら実力者とのポジション争いに勝つことができず。

 2021/22シーズンの古巣チェルシーとの試合で2ゴールを決めるなど要所では活躍したが、最後までスーパーサブという枠から抜け出すことができなかった。

 在籍最終年となった2023/24シーズンはカイ・ハフェルツとのポジション争いに敗れ、ラスト6試合では出番なし。

 ミケル・アルテタ監督の中での序列が明確に下がっていた。

 迎えた2024年夏にクリスタル・パレスへ2970万ユーロ(約50.5億円)の移籍金で完全移籍を果たした。

 しかし、新天地ではカウンター時のポジショニングの悪さや決定力不足で苦戦しており、エースのフランス人FWジャン=フィリップ・マテタを脅かす存在になることができていない。

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