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売るの下手すぎ!? アーセナル、売却額ランキング6~10位。物議を醸した移籍もランクイン

シリーズ:売却額ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

 世界屈指のビッグクラブであるアーセナルは、これまでに数多くの所属スター選手を売却してきた。大概の移籍金は一般的に言えば大金と言える金額なのだが、ネームバリューや売却当時の活躍ぶりを踏まえると「もっと高値で売れたのでは?」と疑問が残る選手がいるのも事実だ。今回は、アーセナルの歴代売却額ランキングを紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照。[4/5ページ]

7位:アレックス・イウォビ(ナイジェリア代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1996年5月3日
移籍先:エバートン
移籍金:3040万ユーロ(約51.7億円)

 7位には、2019年夏にエバートンへ完全移籍したアレックス・イウォビがランクインした。

 10代で当時トップチームを率いていたアーセン・ヴェンゲル監督に才能を見出されたイウォビは、前線であればプレーエリアを問わない万能性と技術の高さが評価されて徐々に頭角を現す。

 ウナイ・エメリが監督に就任した2018/19シーズンは公式戦51試合に出場するなど、主力の1人に定着していた。

 しかし、ブカヨ・サカが台頭する前の当時のアーセナルには、ファイナルサードで仕掛けるタイプの選手がイウォビしかおらず、そんな彼もゴールやアシストにおける貢献度の低さが課題だった。

 これを受けて2019年夏にフロントは大型補強に動き、当時のクラブ史上最高額でニコラ・ペペを獲得した。

 ペペの獲得が決まった1週間後にイウォビのエバートンへの完全移籍が決定。移籍金は3040万ユーロ(約51.7億円)と、当時のレートでは悪くない金額での放出となった。

 エバートンではフランク・ランパード監督の下で、それまで主戦場としていたウイングから中盤へとコンバートされると、司令塔としての才能が開花。

 2023年夏にフラムへ移籍して以降は再びワイドでの起用が増えているが、中盤の選手としてのキャラクターを持ち合わせた上での再コンバートであり、2024/25シーズンはキャリアハイの活躍を披露している。

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