世界屈指のビッグクラブであるアーセナルは、これまでに数多くの所属スター選手を売却してきた。大概の移籍金は一般的に言えば大金と言える金額なのだが、ネームバリューや売却当時の活躍ぶりを踏まえると「もっと高値で売れたのでは?」と疑問が残る選手がいるのも事実だ。今回は、アーセナルの歴代売却額ランキングを紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照。[2/5ページ]
4位:セスク・ファブレガス(元スペイン代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1987年5月4日
移籍先:バルセロナ(スペイン)
移籍金:3400万ユーロ(約57.8億円)
4位には、2011年夏にバルセロナへ完全移籍したセスク・ファブレガスがランクインした。
バルセロナのカンテラ(下部組織)出身のセスクは、2003年夏に行われたFIFA U-17世界選手権で大会得点王とMVPを受賞するなど若くして注目を集める存在だった。
しかし、同じ中盤のポジションにシャビ・エルナンデスやアンドレス・イニエスタらがいたことを受けて、同年夏にアーセナルへと移籍する。
2年目の2004/05シーズンからは主力に定着し、バルセロナ仕込みの技術の高さとビジョンの広さで多くの得点を演出。
2007/08シーズンにはプレミアリーグで17アシストを記録し、続く2008/09シーズンからは21歳という若さで主将に就任した。
20代前半でアーセナルを象徴する選手となったセスクだが、プレミアリーグでの大活躍を受けて毎年のようにバルセロナ復帰が噂される。
迎えた2011年夏に古巣への移籍を決断。3400万ユーロ(約57.8億円)の移籍金で母国スペインへと帰還した。
その後、セスクは2014年夏にバルセロナからの移籍を模索する。彼の中でもアーセナルへの復帰が第一希望だったようだが実現せず。
そのライバルクラブであるチェルシーへの移籍が決定したことで物議を醸した。