サッカー日本代表GK鈴木彩艶がプレーするパルマ・カルチョ1913は現地時間13日、セリエA第3節でカリアリ・カルチョとのアウェイゲームに臨み、0-2で敗れた。クラブ専門メディア『Parma Live』は14日、「動きには不安があり、とりわけまだ粗さが目立つ」などと記し、日本代表守護神のプレーに厳しい見方を示している。
現地メディアが鈴木彩艶を厳しく評価
開幕戦でユヴェントスに敗れ、前節ではアタランタBCと引き分けたパルマ。今節はリーグ戦初勝利を目指し、敵地でカリアリと対戦した。日本代表の一員として、アメリカ遠征に参加していた鈴木は、3試合連続でスタメン入りした。
試合が動いたのは33分、アウェイチームが失点を許す。アダム・オベルトがCKから入れたボールは弾き返したものの、再びクリアボールがオベルトの下へ。もう一度クロスをゴール前に放り込まれると、アンドレア・ベロッティがヘディングシュート。これは鈴木が防いだが、こぼれ球をジェリー・ミナに詰められてしまい、先制点を奪われた。
さらに77分にも、ミシェル・アドポのシュートを鈴木が防いだものの、マッティア・フェリシに押し込まれて、0-2に。このまま試合は終了し、パルマは開幕から3戦未勝利となった。
同メディアは、23歳のGKのパフォーマンスについて「鈴木彩艶は、リーグ開幕を良い形で迎えられず、カリアリ戦では昨季の序盤を思わせる不安定なプレーが見られた。動きには不安があり、とりわけまだ粗さが目立つ」と指摘。
さらに「最初の失点は軽率なミスからで、2失点目はアドポへの対応で少し迷いがあった。日本代表の2試合に参加した後で、理解できる部分もあるが、パルマには昨季終盤のプレーが求められている」と厳しい見方を示した。
昨シーズンはパルマの残留に大きく貢献した鈴木。求められるプレーのレベルが上がる中で、その期待に応えることができるのか注目だ。
