世界屈指のビッグクラブであるリヴァプールFC(イングランド)は、数多くのスター選手を抱えている。サッカー日本代表の遠藤航も在籍する名門クラブにおける給料事情はどのようになっているのだろうか。今回は、そんなリヴァプールの最新推定年俸ランキングを紹介する。※最新推定年俸は『Capology』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは9月12日時点。[5/5ページ]
1位:モハメド・サラー(エジプト代表)
生年月日:1992年6月15日
推定年俸:2412万ユーロ(約41億円)
24/25リーグ戦成績:38試合29得点18アシスト
最新推定年俸ランキングで堂々の1位に輝いたのは、リヴァプールFC(イングランド)の絶対的エースに君臨し続けているモハメド・サラーだ。
推定年俸2412万ユーロ(約41億円)は世間一般の尺度で考えれば非常に高額だが、常にゴールを約束してくれる男に支払う対価としてはいささか安いとすら言えるのかもしれない。
近年のリバプールの成功の歴史は、サラーとともに歩んできた時間と完全に符合する。
2017年7月に移籍金4200万ユーロ(約71.4億円)で同クラブに加入した時、サラーは世界中に複数存在する“優れた選手のうちの1人”だった。
だが、移籍直後からリヴァプールのスタイルに完全にフィットした“モー”(サラーの愛称)は、右ウイングで自身の地位を確立する。
爆発的な加速力と確実にチャンスを仕留める決定力でゴールを量産し、フィルジル・ファン・ダイクとともに14年ぶりのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇や、30年ぶりとなるプレミアリーグ制覇の立役者となった。
自身の評価について「僕のポジションで他の選手を比較すれば、世界中で僕がベストであることが分かるだろう」と語ったサラーだが、これは決して自惚れなどではない(2022年5月11日/カタールのスポーツ専門局『BeIN Sports』より)。
リヴァプールで積み上げた公式戦通算405試合出場246得点114アシストという圧倒的な成績が、「自分こそが最高」発言の信憑性を上げている。
33歳という年齢を踏まえると、サラーの給料がさらに大きく上振れする可能性は低いだろう。クラブを栄光に導いてくれるエースを雇用するための必要経費と考えれば、40億円超えの給料は必ずしも“超高額年俸”と定義できない。
何しろ、リバプールがサラーの活躍によって手にしたタイトルの数々には、お金で買えない唯一無二の価値があるのだから。
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